脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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開放系で考える健康

「内界」と「外界」との関係性

人間を自然科学でいわれている一つシステム(系)として考えてみましょう。人間は生態系の一つのシステムです。それらのシステムは、熱力学的に外界との関係から3つに分類されます。

  1. 開放系(開いた系、open system)
  • 外界と、質量(飲食物)とエネルギー(情報)の両方を交換する系。
  1. 閉鎖系(閉じた系、closed system
  • 外界と質量(飲食物)の交換はしないが、エネルギー(情報)の交換が可能な系。

  1. 孤立系 (isolated system)
  • 外界から完全に独立しており、外界と質量(飲食物)もエネルギー(情報)も交換できない系。

多くの科学的な実験は、「外界」の状態が常に一定に保たれていると仮定されて、試験管内で行われますが、私達人間は、常に外界のエネルギー(情報)や物質(飲食物)を交換して変化し続けています。一般的に人間の「内界」と「外界」とがどのような関係性であるのかという観点にはなじみがないのではないでしょうか。

PCRTでは人間の「内界」の関係性のみならず、「外界」との関係性にも目を向けて本質的な施術を目指しています。目には見えない内界の生体エネルギーや外界のエネルギーを対象とすることは、非科学的だと敬遠されがちですが、PCRTでは、外界の物質も含めた様々な「情報」をエネルギー=振動=刺激としてとらえて施術の概念に応用しています。

「情報」による健康と病気

有機生命論的に考えると、私達は様々な「情報」によるエネルギー交換によって活かされているといえます。例えば、人間が真っ暗な空間で、音も臭いも何も感じない場所に居ることを想像してみてください。それは、外からの情報刺激が全くない空間なのですが、そのような刺激にない空間では人間として生きてくこと困難になります。情報刺激がないという状況は、実際にはあり得ない空間なのですが、人間は生きていく以上、適度な刺激情報が必要です。

私たちは、毎日の生活の中で、五感というセンサーを通じて様々な情報刺激を受けて生活を営んでいます。情報刺激はいわゆる「ストレス」といわれるものですが、人間にとって心地よいストレスと、心地よくないストレス、あるいは過剰なストレスと過少なストレスがあります。

私たちはこのようなストレスと呼ばれる情報刺激によって健康に生かされる一方で病気や痛みなどの症状も引き起こしているのです。人間はそのような「外界」からの刺激がないと生きていけませんが、情報刺激がその人にとって不適応であると肉体内の「内界」の関係性が悪くなってきます

「内界の関係性」に影響する「外界の関係性」

身体の内界(内部)の関係性を悪くする原因を考える際、このような外界(外部)から情報刺激との関係性を考える必要があります。私たちは常に様々な外界からの情報刺激にさらされて、無意識的に緊張したり、リラックスしたりしています。例えば、人前に出て緊張するという経験は多くの人がしているのではないでしょうか。その緊張にも程度があり、過ぎると汗をかいたり、顔が赤くなったり、手が震えたり、ひどくなると、自分の意識とは関係なく首が自動的に動いたりします。

このような現象は、外界からの情報刺激に対して、自分の意識とは関係なく緊張させる「脳・神経系の誤作動」の仕業です。つまり、内界の関係性、内部の働きを悪くする原因は外界との関係性によるのです。

「関係性」を検査して「誤作動」を調整

人間の健康を考える際、肉体内の「働き」が正常に作動しているかどうかの「内部の関係性」を考えることはとても大切です。しかしながら、人間は常に外部環境に触れながら外部からの「刺激情報」を受けて生活を営んでいるということを忘れてはいけません。

PCRTによる施術では、様々な外部環境の変化に身体が適応できているかどうか、調和できているかどうかを特に「外部との関係性」に注目して「生体反応検査」を行います。

例えば、入学や就職で新しい環境への適応が困難な場合、主に自律神経系に誤作動が生じ、身体の働きが悪くなって様々な症状が現れます。

これらの症状はメンタル系と深く関係しており、身体の深い部分が環境にうまく適応できないことによる結果です。

PCRTの生体反応検査では「どのような五感情報(入力)が関係しているのか」「どのような潜在感情が関係しているのか」さらには「どのような価値観や信念が関係しているのか」を特定します。そして、施術では、それぞれの関係性による誤作動を調整します。誤作動が調整できると、身体がその環境にうまく適応できるような体質改善が促されます。

「再学習記憶」にて「適応力」を上げる

「適応できない」から「適応できる」ようにするということを脳科学的にいうと、脳・神経系が環境に対して新しく学習し、神経回路を構築してそのパターンを記憶するということです。それは、ロボット工学の技術が進化した最近のパソコンのように、使う人のクセを学習し、その人に合った使いやすさを記憶させる学習機能に似ています。

慢性的な痛みなどの症状が繰り返される原因は、身体がある「刺激情報」に適応できずに、身体がうまく働かないようになり、その働きが悪くなる誤作動を脳・神経系が学習記憶した結果です。

PCRTでは「働き」を悪くしている誤作動を特定して、その「情報刺激」にうまく適応できるように誤作動を調整し、再学習記憶を促すように治療を施すのです。

そうすることで、脳・神経系は特定の「情報刺激」に対する適応力が増し、誤作動が生じにくくなる体質へと変化していきます。人間は本来「慣れる力」を持っています。PCRTはその「慣れる力」=「適応力」を最大限に引き出す治療法でもあります。