脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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光がまぶしい・眼・身体が疲れる

報告者 : 三好 成子 B.C.Sc (コアレディスカイロプラクティックオフィス

【患者

女性
年齢20代
パソコン業務
【主訴】常に肩、背中のコリ、頭痛、低血圧、低体温、不眠である。最近では特に眼が疲れやすく通勤途中やパソコンの光が眩しく辛い。
[病院の診断名]
眼科 円錐角膜
[神経内科での処方薬]
・メイラックス※1) エホチール※2)
【検査】心身条件反射療法以下「PCRT」にもとづく検査及び理学検査
・神経系の検査
筋力検査、神経反射検査、関節の検査、靭帯の弛緩、促通を含む神経、筋の反射、偏った筋膜の緊張
・脳の誤作動の検査
トラウマからおこるストレス、ストレスから派生する問題
PCRTの検査(「パターンチャート」「経絡チャート」「感情チャート」)を用いたエネルギーブロック検査以下「EB検査」言語神経反射テスト
【施術】通常のカイロプラクティックケアを行う。また心因性の問題が症状を悪化させていると思われたので、患者に説明を行いPCRT療法おこなった。
・アクティベータメソット
・PCRT療法のパターンの切り替え、以下「パターンアジャスト」
(「丹田」「環椎」「軸椎」その他部位にて「PCRTのパターンアジャスト」を加え問題部位及び関連感情、経絡、ブレインマップの検査を行い、検査が陽性から陰性に切り替わったかの確認をおこなう)。
【1回目】MMT検査、肩甲骨R.L、上部僧帽筋R.L、胸鎖乳突筋R.L
大腰筋の筋肉低下と過剰な緊張が見られた VAS10
パターンチャートにてEB検査
場面:「電車の中の緊張」を特定
経絡EB検査「大腸系」
パターンアジャスト陰性 VAS6
【2回目】このめまいは、新聞を読んだり、細かい作業をすると出るめまいで、症状は以前と同じ回転性のめまいでした。そして、首を動かすと現れるのですが、首を動かさず目を下に向けても現れるめまいでした。
【3回目】ふらふら感、パソコンの光が辛い。肩が凝る。VAS10
パターンチャートにてEB検査「仕事関係」
感情:「上司に見られている」陽性
パターンアジャストで陰性 VAS5
【4回目】背中がこる VAS8
パターンチャートにてEB検査「自分関係」
感情:「人が嫌い・隣の人がいや」
上記問題に対して、リラックスパターンでパターンアジャスト
背中のこり軽減 VAS4
【5回目】背中がこる、肩がこる VAS6
パターンチャートにてEB検査
場面:「洗濯をほしている時の緊張」を特定
感情:「視覚」→「人が見る」緊張パターン
上記問題に対して、リラックスパターンでパターンアジャスト
背中が痛い、眼の疲れは軽減 VAS3
【経過】パソコン作業での眼の疲れは若干視られるが、通勤での眩しさは軽減した。
施術5回目以降も定期的に来院。
その後2キロ程度のランニングを始め、身心共に楽になる。
4ヶ月後クオータマラソンに出場し完走した。
【考察】患者は病院でメイラックスを処方され、精神的不安の多い状態であった。
感情チャートEB検査結果において「人に見られるのが嫌」「隣の人が気になる」など人との関係、つまり人間関係に関わる妄想的反応が感じられた。
ドイツのクレッチマーが提唱した心因性の敏感関係妄想とよばれるものかもしれない。
この問題が脳の緊張を作り、自律神経系に影響を与え、瞳孔括約筋や身体機能が妨げられ、眩しさ、身体のだるさを感じたのだろう。
PCRT施術による健全な記憶の更新は、患者の抱える不安が切り替わり、心と身体の緊張が軽減された。
精神的緊張(エネルギーブロック)が解放されることで、眩しさが軽減され、マラソンを始める気力につながったようである。
最後に
昨年12月30日に日本経済新聞に次のような見出し記事が載せられた「日本整形外科学会 と 日本腰痛学会は腰痛にストレス関与は、安静、有効と限らず」。
つまり腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しているとして、診療ガイドライン(指針)をまとめたのだ。 (腰痛診療ガイドライン 2012年版) 症状は腰痛だけでなく、どのような疾患でも心理的ストレスで身体エネルギーの低下を生みだす。
心理的ストレスは学習された脳の可塑性によって引き起こされ、身体機能を低下させる要素となる。
PCRTの施術は脳によるストレスファクターのスイッチが切り替えられ、外界の変化に対する適応能力が高まり、身体は健全な方向へ導かれ、恒常性の安定を促進する療法と考えられる。
心の問題が身体に影響を与えることが明確になった現在、身心の相互相関を無視しては、人の健康は成り立たない。これからも心と身体の研究に努めていきたい。
※1)精神安定薬 ※2)低血圧治療薬

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