脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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不眠

報告者 : 関 隆一カイロプラクティックオフィス SEKI

【患者

60代 女性

【主訴】不眠。眠りに入ることができない。
【その他】いつも身体のどこかに痛みや違和感がでる。
この方は定期的に当オフィスへ来られて、身体のコンディションを整えておられます。しかしいつも何処かしら異常を訴えてきます。施術すれば痛みや違和感もとれてスッキリ感を覚えて帰宅されます。私は「なぜ繰り返すのかなぁ?」と考えていました。そんな折、今回は不眠を訴えてこられました。
臨床上、不眠は2つに大別できると思います。
①眠りに入ることができない。
②眠りに入れるがすぐに目が覚めてこれを繰り返すパターン。
今回のケースは①でした。
「眠れない」→「イライラ」→「アルコールの摂取」→「眠れない」→「不安」・・・
の悪循環にはまっていました。事実、来院したときもアルコールの匂いがかなり出ていました。
通常、リラックスさせる副交感神経が優位になり眠りにつくことができます。反対に考えれば、緊張させる交感神経が働きすぎていると入眠できません。今回本当にそうであれば裏づけを取る必要があります。
【検査1】① 眉間タップ・・・瞬きの激しさ↑↑
② 対光反射・・・瞳孔の縮小・散大の繰り返し
①について
刺激に対する閾値が下がることにより、通常ではAP(アクション・ポテンシャル)が起こらない程度の刺激でもスパイクしてしまう。通常は神経の興奮が一時的に伝達されますが、侵害刺激ではないので、慣れがでて、瞬きがピタッと止まります。
②について
通常、片方の目に光の刺激を入力すると網膜→視神経→視交叉→視蓋前域の経路で伝達されて、中脳にあるエディンガー・ウェストファル核(副交感神経核)に達します。ここから動顔神経→毛様体神経節→眼球の虹彩にある瞳孔括約筋に到達して、瞳孔は縮みます。交感神経が亢進すると神経線維が副交感神経核から出ている為にどうしても弱くなります。また酸素やATP(アデノシン三リン酸)も不足がちになると、縮瞳が持続できずに散大と縮小を繰り返したり、すぐに散大していてしまいます。
この2つの検査で十分すぎるほどの情報が得られましたが、更にお話を伺っていきました。するともっと重大なことが明らかになりました。
実は以前、悪質な飲酒運転によるひき逃げ事件により、中学生のお孫さんを亡くされていました。そのときはもうどうしようもない位に心身がボロボロな状態でした。しかし私を頼ってくださって、何度か当オフィスに足を運んでもらい、ようやく普通に生活ができるようになりました。しかしお孫さんの命を奪った憎い犯人が刑期を終えて出所することになったと聞いてから、毎日毎日、憎い犯人を考えるようになったそうです。時期的にも合致しましたので、先入観を抜きにしても「恐らくそれだ・・・」と感じました。
【検査2】仰向けに寝てもらい下肢の筋の緊張と筋力をチェックしました。
更に眠れないイメージをしてもらい、筋の緊張と筋力を再チェックすると緊張亢進と筋力低下を確認しました。
更に犯人のことをイメージしていただきました。すると足首が固まり動かなくなりました。筋力は下肢の挙上を固定するのがやっとの位にまで低下してしまいました。
【施術】ニューロ・パターン・セラピーの実施。
ご本人も「この事しか私は考えられない・・・」とおっしゃったので、この事に対するプラス・イメージをしてもらいました。ただし余りにもショッキングな事例のため、直接プラスには転換できなかったので、テレビに出演している自分をもう一人の自分が見ていて、出演している自分に良いアドバイスを与えるように設定しました。
マイナス・イメージ・・・「犯人の出所が悔しい」
プラス・イメージ・・・「出所しても孫はこの世に戻らない」「孫はあの世で楽しんでいる」
【結果】前出の眉間タップは驚くほど改善しました。対光反射はハッキリとした変化が認められませんでした。
【追跡調査】一週間後に来院しました。
私・・・・・「眠れていますか?」
患者・・・・「大丈夫です!ちゃんと眠れます!!」
アクテベータ・メソッド(ベイシック)により末梢神経系からのチェックを行いました。すると通常のエラーよりも少なくなっていました。特にT/Lの領域で2箇所のみの矯正で済んだことには驚きました。
外界から五感を通してのマイナス情報の入力により脳が誤作動を起こし、皮質からの抑制系が十分に機能しなかった状態から一転し、PMRFがIMLをしっかりと押さえ込み副交感神経が活発化したためにこのような良い状態になったと考えられます。
身体は本当に正直です。
今回もPCRTのパワーを思いっきり実感いたしました。

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