脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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結婚指輪をはめたい!金属アレルギー???

報告者 : 山岸 靖 B.C.Sc (山岸治療院

【患者

30代女性 既婚 主婦
パニック障害にて来院の患者さん。体格体型は、中肉中背、やや肥満気味。皮膚は過敏。

【病歴】小学生の頃から、アクセサリーを身につけると痒くなる症状あり。
装着部位の、発赤腫脹並びに掻痒感。掻痒感にて掻くと発赤腫脹が拡散する。
装着を止めると、比較的短時間で、無症状となる。
以後、出来るだけアクセサリー類を身に着けないようにしているがせめて、結婚指輪ははめたいということで、改善を目指して施術に至ったもの。
【検査】

心身条件反射療法(以下、PCRT)による神経反射検査、並びに神経言語反射を使用し経絡(エネルギー)、五感、感情、構造、栄養等を評価し、検査を行った。

【治療】1.実際に指輪をはめてもらい筋力テスト(以下MT)をおこなう。
結果:マイナス(問題があれば、マイナス(力が抜ける)という設定でテスト、以後のテストも同様)
患者さんは金属アレルギーという自覚があるので、同指輪を手の中に握ってもらいMT。
結果:プラス
 
2.改めて、指輪をはめる。MT。
結果:マイナス
ここで、金属の反応では無い可能性ありと判断。
 
3.テーピングテープを指に捲いてみる。MT。
結果:マイナス
 
4.捲きつけるイメージをもってもらう。MT。
結果:マイナス
 
5.さらに、包帯を手首に捲いてみる。MT。
結果:マイナス
ひもで縛るタイプのパンツを履いていらしゃったので、尋ねてみるとラフな感じの衣類が好きで、逆に締め付ける感じが好きではないとの返事を頂く。
 
6.そこで、締め付ける(拘束)という言葉をイメージして頂いてMT。
結果:マイナス
 
7.改めて包帯という言葉をイメージしてMT。
結果:マイナス
包帯と聞いてイメージすることはありますかと質問。
小学校の時に、手首を負傷、学校の保健室で保険医の先生に包帯をしてもらったが、同級生にからかわれ嫌な思いをした。加えて動きにくさを、強く感じた。
 
8.改めて、捲く、締め付ける、動けないイメージで反応する経絡をテスト。
反応した経絡は、肺経。
肺経は皮膚症状との関連が深く、加えて主訴であるパニック障害とも呼吸という意味で関連性ありと考える。
そこで、包帯は、守ってくれるもので、縛るものではないとイメージをもってもらいPCRTのパターン振動法を使い、イメージの書き換えをおこなった。
 
9.改めて指輪を装着してMT。
結果:プラス
 
10.初回の治療を終わる。
2週間後に再来院の指示。
 
11.再来院時には指輪、ブレスレットを装着。前回の治療以後、何を着けても大丈夫との嬉しいお言葉を頂いた。 
【考察】

本ケースは改めて、PCRTのアプローチの重要性を痛感したものでした。並びに感性の重要性をも痛感したものでもあります。

結果的には、包帯を捲く、締め付ける、動けない、拘束というイメージが、作り上げた症状であったのですが、治療をする側がそこにたどり着く感性が必要であるということです。
治療たるもの、常にロジカルであり、科学的であるべきではあると思うのですが、名だたる著名な治療家たち常人である私たちと、一線を画するのは、ある種アーティスト的な、否、アーティストであるからだと思います。
同じようなことはできても、同じことは出来ない。
実は、このアーティストの『勘』というものが、神の手の領域にはいるkeyとなるのではと思います。
100%西洋医学的な見方でPCRTに取り組めば、この治療法は違ったものになるのではないでしょうか?そしてこの『勘』というものは『知』をもて得ることが出来る気がします。そしてこの『知』とは本質を見極めるということだと思います。日々、診療の中で本質を見極める重要性を知らされたケーススタディでした。