脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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癌手術への不安

報告者 : 菊地光雄カイロプラクティックコンディショニング・ルーム・K

【患者】

MKさん 60歳代 女性

【主訴】大腸癌手術への不安・全身のこり
【来院動機】友人の紹介でCCRKホームページを見て自分の症状(手術への不安)の適応と判断して来院する。
11月中ごろ急激な腹痛を発症し、専門医へ受診する。検査の結果大腸癌が見つかる。
癌の進行程度は中後期でリンパ節転移、他臓器に転移あり。早期の手術を勧められる。
手術は3週間後に決定し、その後手術に対する不安やその他の不安が増幅し始めた。
手術への不安が増幅すると同時に以前からあった肩こりがひどくなり、さらに全身の筋緊張が高まりこわばりと動作が緩慢になってきた。
専門医へ受診をしたきっかけは急激な腹痛によってであるが、この腹痛は親しい親族をしばらく看病し看取った後「死後」に急に発症した。

【初検】

アクティベータメソッドカイロプラクティック・テクニック(AMCT)で全身の神経機能異常を見つけながらベイシック、アドバンスを行い、全身の筋緊張の改善を行う。
1回の施術で全身の緊張が改善された。若干、胃の部分がすっきりしないのと硬結と圧痛が残っていた。
AMCT後、不安を開放するため心身条件反射療法(PCRT)を行う。エネルギーブロック(EB)を見つけるため経絡検査をおこなう。「膀胱経」「胆経」の経絡のEBがみつかった。二つの経絡のEBは次のような心理的な要因があった。
【顕在意識】癌の恐怖:手術の不安:癌進行の心配:家族の心配:予後の不安
初検日の施術では顕在意識の「癌の恐怖:手術の不安:癌進行の心配」を開放した。胃の部分がすっきりし、硬結、圧痛も無くなった。
【2回目(初検日より2日後)】2回目の来院時の全身の筋緊張、肩こりなどの筋骨格系の症状は改善されていた。施術はAMCTで神経機能異常の改善を行う。その後PCRTを行う。
PCRTで前回の経絡のEBの再検査をする。「膀胱経」は改善された。「胆経」のEBがとりきれていなかったようで「胆経」で再反応を示していた。
前回の顕在意識を再検査すると反応がないが、潜在意識(無意識)で「漠然とした先行き不安」が見つかり、さらに奥深く「自分の死に対する不安:残された家族の心配」が反応したので開放した。
施術後は「手術して良くなった自分がイメージできる」と手術に対する不安が開放されたようである。
手術までの時間が迫り、当院で施術は2回しかできなったが、手術後の「こころ」のリハビリにPCRTを選択し手術後に継続して来院する予定である。
【考察】PCRTは基本的に癌などの器質的な病理を治す施術ではない。
しかし、生死に関わるような病気に対しての不安や手術を含めた治療法に対する不安、術後の不安、健康を害した将来の不安など身体的な要因が心理的な部分まで不健康にすることも考えられる。
心理的な不安は心療内科やカウンセリングで対処することも必要であるが、心理的な不安が生命のエネルギーのブロックを生じ、「こころのストレス」となり身体的な問題をよりいっそう進行させることも考えられる。
また、「手術」自体が不安になり「手術」が望めなくなるようなことも起こりうる。
PCRTによって心理的なエネルギーブロックを開放することで、少しでも「手術」に対する不安を開放し、良好な予後をすごせることを願うばかりである。

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