脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

   事務局: 〒810-0001 福岡市中央区天神3-3-6 天神サンビル7F 
 

お問い合わせの際は、
お名前とご連絡先をお知らせください

092-761-0086

自殺願望

報告者 : 保井志之ファミリーカイロプラクティックセンター

保井のブログより

死にたくなるという患者さんに
「死にたいという自分も大切にしたほうが良いですよ。」
「死にたいとう気持ちも自分の心の中から湧いてくる自然の気持ちなのですから、その気持ちはダメだとか、押さえ込んだりしないほうが良いですよ。その気持ちも自分の大切な気持ちですから大事にされたほうが良いですよ」
とアドバイスさせていただいた。
次の来院日には、このアドバイスで「自殺願望が薄れて、楽になった」と報告してくださった。精神科にも長らく通院されている患者さんで、今回は強いうつ状態で来院。くすりの副作用で脈拍も速く、体のエンジンがかかりすぎている状態。

一回目の治療では、かなり落ち込んでいる様子。治療中も涙を流されて感情を徐々に解放されていた。通常、死にたいとう患者さんには、「死にたいなんてダメ、頑張らなければ」「ポジティブに考えて、プラス思考」というアドバイスが普通。患者さん自身もそのように、アドバイスされるのではと思っていたが、ファミリーカイロで「自殺したいという気持ちも自分の気持ちなのだから大切にしなさい。」と今までには受けたことのないアドバイスを受けた。最初は戸惑ったかもしれないが、その深い意味を理解してくれた様子。

実際に、自然に発するネガティブな気持ちを抑えるのはとても困難で他人にその気持ちを理解してもらうのは困難だろう。意識の上でプラス思考をしても、潜在意識の中の気持ちを消すことは無理なので、むしろ、マイナスな自分の気持ちを排除したり、薬でコントロールするのではなく、その気持ちも自分の大切な自分として認めて、愛情を注ぐことが大切だ。

東洋医学の陰陽説では、あらゆる万物を男と女、天と地、昼と夜、プラスとマイナスの二つに分けて、そのバランスを保つことで調和が維持され、どちらか一方に偏るとバランスが乱れると説明している。それと同じように、人間の心の中も「善」と「悪」がバランスよく共存することで、人間らしく生きること、健康的に生きることが可能なのである。

マイナスの心ばかり認識しすぎるのも不健康だが、プラスの心ばかり認識しすぎて、自然に発するマイナスな気持ちを排除しようとすると、心とからだの調和が乱れて、不健康になる。自然に発するネガティブな気持ちを押し込めようとするのではなく、その気持ちも、自分の心の一部として自分で自分を認めてあげることが大切だ。問題となる相手や事柄を受け入れる前に、まずは自分が発しているマイナスな感情を受け入れることが先決だ。

プラス思考という概念が一般的に流行っているが、このような本質的な意味からは掛け離れているように思う。

メンタル系の症状に戻る