脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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目がみえない 原因は国語ストレス

報告者 :朝倉 穂高 B.App.Sc(chiro),BCAMP. (ハーモニーカイロプラクティックオフィス

【患者】

小学校6年生、女児

主訴

夏休み明け後、しばらくしてから、目がぼやけて物が見えづらくなってきた。特に、黒板の文字や教科書などの細かい文字が見え難い。

病歴

お母さんの話によると、夏休み明けくらいから、目が見えづらいと娘から相談されました。春の学校の視力検査では、特に問題はなかった(正常時視力:1.5)ようです。
ちょうど時期的にみて、夏休み明けから中学校の学校説明会があり、行き始めた頃と一致するとのことです。
本人(娘)はあまり感じていない様ですが、中学校決めなきゃというプレッシャーを感じているのか、あるいは、中学校へ行くことで、今のお友達と離れてしまう淋しさなどのストレス感情が絡んでいるのかもしれないというお母さんからみて、思ったことだそうです。(母子ともに以前よりPCRTの治療を他の症状で受けられているので、これもストレスではないかという推測のもと相談されています)
こちらに来院される前に、一度、眼科へ行き、器質的な問題がないか検査されてきました。眼科医の診断では、「緊張による視力調整ができない状態である」とのことでした。治療には目の筋肉を緩める点眼薬が処方され、それを就寝前に使うと、いくらから見えやすくなったとのことですが、依然、目がぼやけたり、見えづらい症状が続いているとのことで来院されました。

検査法

視力検査表など眼科検査用ものが、当院にはないので、院内掲示物をある一定の距離を定め、見える文字と見えない文字、見える色と見えない色を事前にテェックを行い、治療前後で比較しました。

【治療経過1回目治療は、アクティベーターメソッドカイロプラクティックテクニック(以下AMCTの治療による身体の神経バランスの調整を行い、その後、心身条件反射療法(以下PCRT)による治療を行いました。そこで絡んでいたストレス感情は中学受験に対する複数の感情(落ちたらどうしよう、友達の方がいい点数だったらどうしよう、勉強不足など)が特定されました。これらに対してPCRT治療を行い、治療後、物がよりはっきり見えるようになったということです。
【2回目】2週間後の来院時では、黒板の字は見えるようになったが、本などの細かい文字がまだぼやけてしまうとのことでした。この間、眼科を再受診しています。その時の眼科検査では、視力検査の前に緊張をとる眼鏡を15分程かけ、その後、検査してみると1.2の視力があり、その結果、同じく緊張から来るものだと言われたそうです。
2回目の治療も同様に、AMCTの神経バランスの治療後、PCRTを行いました。
分析結果、塾でのストレス感情が複数あり、中でも国語の点数が自分で思っていたほどよくなく、国語の教科に対する劣等感が現れており、算数は得意で好きだけど、国語がもともと苦手で嫌いだというものでした。特にテスト用紙を見たときに、文章が多いため、見たくないやりたくない嫌いと強く感じるようです。そのため、目に文字情報がどっと入ってくる状態を潜在的に拒否し、文字が見えづらくなる症状になったと思われます。
これらを治療した後、文字を比較したところ、治療前に見えづらかった文字は全て見えるようになり、緑、オレンジ、ピンクの文字色が見えづらかったが、それも見えるようになっていました。
【3回目】1週間後、3回目の来院時には、目のぼやけはなくなり、教科書などの細かい字も元通り見えるようになったということでした。そして、目が見えづらい時は、目をしかめることが多く、そのため、こめかみが痛かったようですが、その痛みもなくなったということです。目の症状はよくなったものの、肩こりがひどいと言うので、それに対する治療を行いました。AMCTの神経バランスの治療後、PCRTを行い、肩が凝る感情を分析した所、先行きの不安(受験・落ちたら約束の携帯電話が買ってもらえなくなるという不安)、対人関係では塾の先生や周りの生徒がうるさいという感情、家で勉強しているときに、わからない問題があると自分が無力であるという感情などが特定され、これらに対してPCRTの治療を行いました。これにて、目に関する治療を終了し、以後、受験終了までメンテナンス治療を継続することになりました。
【考察】目の症状に関するストレス感情は、多くは受験に付随するものであったが、根本的なところは、国語に対する劣等感から、テスト用紙の文字が沢山かかれているのを見たくないという、潜在的拒否が目を見えづらくすることで、物理的に情報を遮断していたと思われます。目に関する多くの症状は、潜在的に自分の見たくないものを拒否するために、目が悪くなり見えなくなるというものが多いように思われます。
急激な視力低下は、ストレスの可能性が高いが、通常の乱視・遠視・近視なども本質的な原因を探ると、何らかの影響はストレスとの関係性が高いと思われますが、これはあくまでも私的の推測であり、今後、研究していく価値があると思われます。
【感想】今回のケースのように、既にPCRTの治療を受けられ、心と身体の関係性をよく理解されている患者様は、病院とPCRTのような有機的な治療をうまく活用され、より早く問題を解決できることを知っています。
現実的には、PCRTを受けられてご納得されている患者様でも、すぐにストレスと結びつけることが難しいようですが、身体に異変が生じたときに、心と身体の関係性に目を向けられることが大切です。
一般レベルではまだまだ、垣根の高い治療法でありますが、こうした治療法が一般レベルまでに広がる時代が訪れ、いままで原因不明とされていた病気も矛盾なく治療が施され、多くの患者様の利益になることを願っています。
そのためには、我々と患者様の双方が一丸となる必要があります。どうぞ、今後とも皆様の温かいご理解とご協力をよろしくお願い致します。

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