脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

   事務局: 〒810-0001 福岡市中央区天神3-3-6 天神サンビル7F 
 

お問い合わせの際は、
お名前とご連絡先をお知らせください

092-761-0086

「天からの授かりもの 不妊治療に夫婦(家族)で望む」

報告者 :朝倉穂高 B.App.Sc(chiro),BCAMP.,心身条件反射療法師                                                    2007.10.6

【不妊症について

・日本で不妊症に悩むカップル 10組に1組。 

・何らかの不妊治療を受けている人は30万人近いと推測。 


不妊症の一般的な定義 

「妊娠を望みながらも2年以上妊娠しない状態」 

※      これは健康なカップルが避妊をせずに、定期的にセックスしていることを前提としたもの。

妊娠までの大まかなプロセス
① 男性が射精した精子と、女性の卵巣から排卵した卵子が、卵管部分で受精。
② この受精卵が分割しながら子宮にたどり着き、子宮内膜に着床。
③ 妊娠の成立。 

不妊の主な原因
・「射精・排卵・受精・着床」
上記の4つの段階に不妊の原因があれば妊娠は難しくなる。
(別の部分に原因があることも珍しくない) 

男女に関わる原因
・セックスレス。
・環境ホルモンの影響。 

女性側の主な原因
・女性の初婚年齢の上昇。
・子宮内膜症などの病気の影響。
・その他。 

男性側の主な原因
・精索静脈瘤管。
・精子数の減少。
・ストレスなどによる勃起不全。 

その他
・男女どちらにも原因が見つからないにも関わらず、妊娠しない=原因不明、タイミングの問題。
・妊娠後の流産、何度も流産を繰り返す「不育症」も深刻。 

≪体外受精や顕微授精などの生殖補助医療(ART)≫
生殖補助医療により誕生した乳児。2001年には13,158人を数え、出生児全体の100人に1人以上。 

<参考>
・不妊治療を受けている患者数:平成10(1998)年度厚生科学研究費補助金厚生科学特別研究
「生殖補助医療技術に対する医師及び国民の意識に関する研究」では、不妊治療の患者数を284,800人と推測。
・女性の初婚年齢:1970年は24.2歳、2002年には27.4歳。「人口動態統計」(厚生労働省)より。
・2001年の生殖補助医療による出生児数:『日産婦誌』55巻10号より。
・2001年(平成13年)の出生数:1,170,662人。「人口動態統計」(厚生労働省)より。

【はじめに】

今回のケースでこのご夫婦は妊娠することができました。しかし、正直なところ、子供ができるかできないか、こればかりは「神のみぞ知る=宇宙(自然)の原理原則に従うこと」であります。 

人々が科学を発展させ、これまでの我々の生活は、驚くほどの恩恵を受けていることは間違いありません。
しかし、科学の発展に伴う弊害が数多くあることを忘れてはいけません。 

≪科学の進歩により可能なこと≫
・遺伝子工学の発展(クローン技術の成功)。
・クローン人間を作り出す技術を手にする日は目前?
・生命を壊すこと。
・原子爆弾により、地球を何回破壊すことができるかというエネルギー転換。 

≪科学の進歩によっても不可能なこと≫
・生命を生み出すということ。
・科学の力では生きている葉っぱ一枚おろか、生きている細胞一つを作るは不可能。 

≪不妊治療の医療技術の進歩≫
・妊娠できないカップル全体の3割を不妊治療によって成功させることができるようになった。
・妊娠できないカップルの絶対数は確実に、時代とともに上昇。 

不妊治療によって妊娠できた数/妊娠的ないカップルの絶対数=妊娠率の低下 

≪有機論的治療家(心身相関統合医療)としての役割≫
・社会から適応できなくなった人類の心と身体のバランスを整える。
・自然と身体が環境に適応し、宇宙エネルギーを効率よく循環させる。
・身体が持っている本来の機能を再び活動的にすること。
・構造異常や病気(症状)そのものを治すことではなく、心の制限によって創り出された
エネルギーブロックの解放。
・自らの気付きと共に解放させ治癒に導くこと。

【患者】夫 30歳代 会社員、 妻 20歳代 専業主婦、 子 2歳
【主訴(ご夫妻)】

不妊治療。夫婦(家族)で力を合わせて、治療に望みたい。妻一人だけに責任をかけたくない。もし、自分達にも気付かない潜在意識の抑制された感情があるとすれば、それを明確にしていきたい。 

【主訴(子)】メンテナンス。特に気になるところはなし。
最近、風邪を引きやすい、現在も少し風邪気味とのこと。 
【病歴】・妻、もともと生理不順あり、排卵しにくい体質。
・自然妊娠は難しい(病院での診断)。
・排卵誘発剤を使用、それでもなかなか妊娠しなかった。
・別件で、偶然見つけた治療院の先生(PCRTを使用)。
・不妊症のこと相談、検査の結果、精子アレルギー陽性。
・その治療をしたところ妊娠。待望の第1子出産。
・そろそろ2人目が欲しい、頑張っているが妊娠しない。
・再び、有機的治療法によって妊娠を希望。
・昨年末より某所から東京に転勤、某PCRTの先生の紹介で当院へ来院。
・妻、東京に引越し、周りに知人がいない、環境の変化によるストレスが不妊と関連?
・現在、ご夫妻とも自覚症状なし、良好。 
【治療経過】

[1回目]
[子供]治療
① 【アクティベーター・メソッド・カイロプラクティック・テクニック】
(以下:AMCT) 全身の神経バランス調整。
② 肺・胸郭のリズム調整の為、頭蓋仙骨療法(以下:CST)を行う。
治療後、汗が吹き出て、胸郭のリズムが安定する。 

[妻]治療
①【AMCT】 全身の神経バランス調整。
②【PCRT】 潜在意識において子供が本当に欲しいのかどうか検査。
患者の役割:「子供が本当に欲しい」と患者にセッティングをしてもうら(+)

術者の役割:それらを抑制している感情があるかどうかをチェックする(+)
→ 大枠カテゴリーのセッティングへ
エネルギーブロック(以下:EB)経絡:左腎系
① 大枠カテゴリー・精神的ストレス
→ 立場上のストレス → 感情 → 理由 → プラス思考に転換
② 大枠カテゴリー・人間関係的ストレス
→ 長男(出産時) → 感情① → 理由 → プラス思考に転換
→ 感情②(孤独感) → プラス思考に転換
③ 大枠カテゴリー・動作的ストレス
→ 起床時の起き上がる動作 → あること → 感情① → プラス思考に転換
→ 感情② → プラス思考に転換 

その他・現在、患者が自身がストレスとして感じていることをチェック(子供とは別の問題として扱った)
※ 現在自覚されているストレスを明確にして、受け入れやすくするために行った
環境的ストレス(+) → 感情①~④  

[夫]治療
①【AMCT】 全身の神経バランス調整。
②【PCRT】 潜在意識において子供が本当に欲しいのかどうか検査。
患者の役割:①子供が本当に欲しいと患者にセッティングをしてもうら(+)
②子供が今すぐに欲しいと患者にセッティングしてもう(-)
③潜在意識的にいつ欲しいのか?いつなら受け入れ可能なのかを検査 2年後(+)

術者の役割:今ではなく、現在と2年後におけるギャップを生じさている抑制している感情があるかどうかをチェックする(+) → 個別の感情の特定へ
患者:現在と未来において、ギャップを生じさせていると思われる感情を特定してもらう 感情①~③
④ 何のために子供が欲しいのか? 妻のため(+) → 感情 → 理由 → プラス思考に転換 

 

[2回目]2週間後の来院
[子供]
▼主観的評価:
・メンテナンス。風邪の調子は良好。
・最近、首の下に汗疹が出てきた。
・車のドアに左手・中指を挟んだ。
・指の状態と感情トラウマが残ってないかを検査してほしい。 

視診:首の下に軽度、汗疹を確認。指に腫れや創傷等は見られない。 

治療:
①【CST】脳脊髄液、硬膜のリズムチェック、良好。
②【AMCT】全身の神経バランスの調整。
③【PCRT】母親に代理検査人となってもうら。
汗疹イメージ(+) 人間関係的ストレス → 母親に対して → 退屈(本の途中で寝てしまう) → 感情(寂しい)
指を車のドアに挟んだ時(+) → 感情(怖い)
※次回より子供はメンテナンスへ移行 

[妻]
▼主観的評価:
・身体的に悪いところはなし。
・前回の治療後よりストレスが緩和。
・自分自身が明確、主人との距離も縮まったように思う。
・家に一人でいると、治療前ほどではないが、さまざまな不安が押し寄せてくる。 

▼Self Work
・ストレス要因をノートにまとめ、PCRT自己療法を実践。
・今まで感じていたストレスが軽減された。
・新たに、より明確に現在感じている自分の気持ちに気づいた。
・それらをノートにまとめ来院。
・今回は、それらの感情を限局的に解放するため
感情解放テクニック(以下:EFT)を行った。
治療:
①【AMCT】全身の神経バランス調整。
②【EFT】ご自身がまとめてこられた感情解放を行う。
ストレス感情: 治療前 ※SUD=7~8 治療後 SUD=1~0
・子供ができるのか不安。
・できないなら、もういらない。
・カレンダーをみる度に、子供できるか心配している自分。
・本当に自分は子供が欲しいか分からない。
・本当は主人に無理をさせているんじゃないか。
・子供を生むことで、義理の両親からよい嫁として見られたい(子供をダシにしている?)
※ Subjective Units of Distress = 主観的不快指数
EFTや思考場療法(TFT)は、心理的トラウマや悩みが与えるSUDを0にすることを目指す。 

[夫]
▼主観的評価:
・身体的にはどこも悪くない。
・前回のPCRTの治療で自分自身の問題点が明確になった。 

治療:
①【AMTC】全身の神経バランス調整 
②【PCRT】
①前回、検出されたストレス反応を再検査する
4項目中、3項目は陰性、1項目のみ陽性反応(ストレスが残っている)
再度、このストレス反応に対して検査
→ 横のラインで検出(この感情に関る別枠の問題) → それに対する感情 

前回同様に、潜在意識下において、制限している感情を特定する
②大枠カテゴリー・先行きに対するストレス
→ 潜在的に子供が何人欲しいか?3人(+) それらに対する感情(30年後)
→ 理由(子供がぐれて、自分が先に死んだ時、妻の面倒をちゃんとみて、迷惑をかけないか心配)
③家族が4人になるということへの反応
→ 患者がイメージしたこと(・・・) → 感情 → プラス思考に転換
※ この時点で潜在意識下において制限している反応が陰性となったので
今後は、しばらく様子をみるということで、メンテナンスへ移行。 

 

[3回目]
[妻]
▼主観的評価:
・妊娠することができたと報告。
・前日、病院へ行って、妊娠していることが判明。
・前回の治療で、自分が抱えている問題が吹っ切れた。
・とても心が軽くなり、なるようになると考えていたところ
今回の妊娠が分かり、まだ妊娠したということに、
実感がわかない。 

治療:妊娠初期を考慮
AMTCやPCRT基本刺激ポイントをアクティベーター振動器の刺激を避け、行わないことを患者に同意して頂き、PCRTにて、先行きに対する潜在的・顕在的意識下で制限(心配)しているものを検査し、治療はEFT基本ポイントを指の軽度刺激(タッピング)をすることを選択した。 

【PCRT】検査 + 【EFT】治療
① お腹が大きいのに、子供の世話ができるか心配。
(今と変わらずに、息子のことをみたい。妊娠していることを言い訳にしたくない)
SUD=2~3 → SUD=0
② 夜鳴きで寝不足になること。イライラして周りに当り散らさないか心配。 SUD=5 SUD=0
③ 義理の両親の過剰な心配。電話がうっとうしい。
(感謝しているが、そっと見守ってほしい) SUD=3 SUD=0
④ 息子と赤ちゃんが仲良くしてくれるか心配。 SUD=1 SUD=0
⑤ 出産での体重制限が厳しい病院だったので(第1子の時)、甘いものがもっと食べたかった。
これを思うと憂鬱。 SUD=2~3 SUD=0
※ 安定期になるまでしばらく様子をみる。

【感想】

今回のケースでは、結果として妊娠することができました。これは、お2人の努力の結果である思います。
これらの治療を行ったことにより、生命を授かることができたのかどうかは、本当のところ誰にもわかりません。偶然と言えば偶然かもしれませんが、必然と言えば必然だったのかもしれません。
しかし、今回の治療を通じて、お2人の気持ちに変化をもたらすことができたのは確かなことです。
こうして、お互いが、子供を欲しいと思っていながら、潜在意識では、2人目の子供を持つことへの準備ができていませんでした。これらの、潜在意識の制限が心と身体の有機的なエネルギーを遮断していました。まさに、我々の果たす使命はここにあるのだと思います。 

病気を診るのではなく、その病気は、なにを伝えるためのメッセージであったのか?
我々は、それを紐解くアドバイザーに過ぎません。決しておごらず、謙虚な姿勢で診させて頂いていることに感謝しなければなりません。すべてが、心の制限で解決する訳ではありませんが、この症例を通じて、同じようなことで苦しまれている方々の何らかの気づきのきっかけとなれば幸いです。 

この症例発表を許可してくださったご夫妻も、自分たちの経験が、少しでも皆様のお役に立つことが出来るならと、快く引き受けてくださったことに深く感謝して、この症例報告を終わりにします。

妊婦・乳幼児の施術に戻る

このページのTOPへ