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  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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2歳・保育園児の構音障害

報告者 :朝倉穂高 B.App.Sc(chiro),BCAMP.,心身条件反射療法師(ハーモニーカイロプラクティック オフィス)

 

構音障害(こうおんしょうがい)とは?
発音が正しく出来ない症状を言う。 (『構音』とは医学的用語であり、言語学上では『調音』と言う。一般には『発音の操作』と理解される。狭い意味では咽頭以上の音声器官の操作を言う。)
喉頭の障害である発声障害とは区別される。

分類
1、器質性構音障害 - 音声器官における形態上の異状により引き起こされる発音上の障害。 
2、運動性構音障害 - 音声器官の麻痺により引き起こされる発音上の障害。 
3、聴覚性構音障害 - 聴覚の障害による二次的な発音上の障害。 
4、機能性構音障害 - 上記のような医学的原因の認められない本態性の発音の障害。 

治療法:
上記1、2、3については医学的原因の除去、リハビリ的訓練を行う。

4については*言語聴覚士による指導治療の効果が大きく、成人後であっても完治することが多いので、この種類のものを「障害」と呼ぶのはふさわしくないという学説もある。

*言語聴覚士(げんごちょうかくし、英Speech-Language-Hearing Therapist)とは、言語聴覚士国家試験に合格し、厚生労働省に備えてある「言語聴覚士名簿」に登録された者である。

【患者

2歳と半年 男性 保育園児
【主訴】突発性構音障害を訴えている。あることがきっかけとなり、ヤ行の発音がうまくできない。
【病歴】・患者(男児)の母親の友人のお嬢さんに男児より少し年上の女児がいる。
・その女児は先天性気管障害があり、喉に気管装置を装着、うまく言葉を話すことができない。
・ある日、男児が、その女児に腕を強く引っ張られ、ひどく動揺。
・女児は言葉がうまく話せない分、身振り手振りで意思を強調するため、男児にとっては、初めての事で驚いた様子。
・その出来事以来、男児は女児の名前(仮名:ユリ)であるヤ行の発音がうまくできなくなり、本人もそれを気にしている様子だと母親は訴えている。
・その他、来院前夜に、突然、左足に湿疹がでて、足が腫れあがり痒みを伴う。痒み止めの薬を塗り、一晩様子を見たところ翌朝には腫れはひいたが、この様な事も今までなかったとの事なので心配している。
【印象】・非常に明るく、しっかりと挨拶ができる。
・母親の言うことを良く聞き、言葉もハキハキと話しているが、時々言葉の端々に、吃音を発する。
・足に腫脹や発赤や熱感は感じられない。
【治療経過】

[1回目] 代理遠隔治療(母親を通しての治療)
※母親はもともとPCRTの治療を何度も受けており、この治療について理解されている。
◇治療
①母親の通常の治療(アクティベーター治療(以下:AMCT)・PCRT)
②代理人(母親)がニュートラルな状態から子供の遠隔治療を行う。
③母親が男児をイメージ・感情は男児がどのように感じているか
イメージ・セッティングをしてもらう。

Ⅰ.息子の吃音が生じている様子(+)

エネルギーブロック(以下:EB)経絡:心系

対人関係ストレス
⇒ 女の子に対する感情(①喉につけている装置が怖い、②しゃべれない人が怖い)

 

[2回目]男児本人来院、検査は母親が代理、治療(刺激)は本人に対して行った。
◇主観的評価
・初診の母親を通しての治療3日後に男児本人を連れて来院。
・母親の観察から、初診の治療後より、かなり吃音が改善。
・女の子の名前を聞くと、すんなり言えるようになった。
・主観的にみて85%くらいの改善。
・今度はア行の発音がしづらくなった。
◇治療
①AMCTにて全身の神経バランスの調整。
②PCRTを行う。
Ⅰ.左足の湿疹(+)

母親の感情(+)

栄養的ストレス(+)
⇒ 味噌(家族の健康のために有機的な高いお味噌を購入したのにあまりよくない)
⇒ 損した感情

Ⅱ.構音障害(吃音)(+)

対人関係ストレス
⇒ ①知らない人(女児) ⇒ 恐れ(①どんな声を出すのか?②話せるのか?)
⇒ ②自分自身に対するストレス ⇒ 自分のやりたいことを遮断(邪魔)される
⇒ 2つの感情

環境的ストレス
⇒ 保育園 ⇒ お母さんと離れるのが寂しい

◇治療後評価
・一見落ち着いた様子で、吃音の反応は見られなかった。
・院内に設置してあるエクササイズマシーン(ジョーバ)で遊ぶ。しばらくしてから、母親が、男児の手をとり「もう帰るよ」と手を引っ張ると、不機嫌に泣き出し再び吃音がはじまり、「お馬さん」の“お”がうまく言えなくなった。
・受付終了後、お水を飲もうとした時も「お水」の“お”が言えずにつまってしまった。 

 

[3回目] 1回目同様、代理遠隔治療(母親を通しての治療)
◇主観的評価
・前回の治療よりさらに改善されたが、時々言葉につまってしまう様子。
・うまく話せないことに本人も気にしている様子。
・主観的に10%くらい残っている印象。

◇治療
①母親の通常の治療(AMCT・PCRT)を済ませ、ニュートラルな状態から子供の遠隔治療を行った。

Ⅰ.構音障害(+) ⇒ 手を引っ張ると不機嫌になる様子(+)

自分自身に対するストレス ⇒ 自己主張(まだしたい)
⇒ 抑制しているもの(自分のわがままで続けたらお母さんがいなくなっちゃう
⇒ ①淋しい②置いてかれる(捨てられる)

男児と父親の関係性(+)
⇒ 父親の感情(①いい父親に見られたい②子供に嫌われたらどうしよう)
⇒ 戸惑い

 

◇後日報告
・後日、母親が治療に訪れた際に、あれから吃音はすっかりなくなったとの報告を受けた。
・子供の気持ちを知るいい機会になったと大変感謝された。
・単に「行くよ」というだけでなく、子供の不安をあおらないよう子供の気持ちになり、しっかりとコミュニケーションがとれるようになったとの事。

【考察】①初体験の衝撃・ショック
・手を引かれるという動作と感情が条件付けされていた。
・きっかけは、女児に手を強く引っ張られたことで、怖かった気持ちや、幼い男児にとって、今まで見たこともないような装置を喉につけ、言葉がうまく話せない状況をみて、ショックを受けた。 
②親のご都合主義
・日常生活において、母親がよく、子供の行動を自分の都合で中断し、時には「置いていくよ!」という素振りをしていたことが、手を引くという動作に、その時の感情が絡み、手を引かれることで、潜在的に、怒られる、置いてかれる、捨てられるという不安を作り上げたのだと思われる。
③親子のエネルギーの繋がり
・子供の感情だけではなく、親自体の感情が子供に反映している、よい例とも取れる。
・左足に出た、腫脹は母親の感情であり、構音障害では父親の戸惑いという不安な感情が子供に影響していた。
・子供を診るときには、こうした周囲からの様々な影響を考え、幅広く、相互の関係性を調べていく必要性がある。
【感想】・オフィス街というロケーションで開業する私にとっては、普段あまり子供の治療をする機会がすくないため、大変、貴重な体験になりました。
・小学生くらいになるとだいたいの会話や感情は成立しますが乳児や幼児となるとどうしても親の助けが必要となり、どのように扱うかが非常に難しいところでした。
・2歳半とはいえ、すでにコミュニケーションが成立し、自我の芽生える時期であるということを改めて体感できたことに感謝したいと思います。
・幸い、保井先生の適切なご指導に、スムースな結果を残せたことにも併せて感謝いたします。

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