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 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

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PCRTをペット診療に活かすには

報告者 : 北野 昭子 先生(獣医師) (どうぶつ心とからだの治療院)                 2015.12.7

ペットにPCRT を行う場合、一般的にはペットオーナーを代理人として下肢長や筋力検査を行い、ハード面やソフト面からのアプローチで、エネルギーブロックを見つけ取り去ります。
この一連の操作がスムーズにいくためには、ペットオーナーがPCRT について、ある程度理解していることが前提となっています。
普段から、オーナーご自身がPCRT の施術を受けているのであれば、何ら問題なくできることでしょう。

 

しかし、私が普段診療しているペットオーナー達は、まったくPCRT について知りません。

そのような方達に「エネルギーブロック」だとか、「感情ストレス」「脳の誤作動」「潜在意識」と言ってもピンと来ず、逆に私が変な人に思われてしまうでしょう。
ペットオーナーにとってのゴールは、「ペットが見た目にも元気になること」で、それは「エネルギーブロックが取れること」ではありません。
ペットは口が聞けません。PCRT をした事で「身体の調子が良くなった。」なんて言いません。

ペットオーナーが見て分かるぐらい良くなっていないといけないのです。

 

そういう状況において、PCRT を診療にどう活かすか、というのが私にとっての一つの課題でもあります。

◆普段の診療でのPCRT 利用

治療を行う前に「氣(エネルギー)の流れが悪いところがないか調べてみますね。」とか、「どこか悪いところがないか診てみますね。」と言って、フィンガーテストを行っています。
「氣の流れ」や「エネルギーの流れ」という言葉には、あまり違和感を感じないようです。
フィンガーテストで反応があれば、オーナーに「ここが悪いですね。」とか「ここの氣の流れが悪いみたいですよ。」と言うと、「そういえばいつもそこを気にしている。」とか「そうなんです、そこ悪いんです。」
という答えが返ってきます。
さらに小型犬や猫などはフィンガーテストに加えて、下肢長検査を行うこともあります。
これは代理人ではなく、ペットそのものに行います。
下肢長に異常があれば、「身体のこちら側の氣の流れが悪くなっているみたいですよ。」とお伝えします。
さらに余裕があり、ペットもおとなしければ経絡に乱れがないかさらに下肢長検査を行います。
エネルギー療法に理解のある方であれば、オーナーで筋力検査をすることもあります。
でも普段はなかなかそこまでできないことが多く、フィンガーテストや脈診、臓器反応ポイントで反応がある場所、そこに関連する井合穴、兪穴にビワ温灸をしています。
PCRT で治療するというより、エネルギーブロックの場所を「問題がある場所」として、そこを見つけるための手段として利用しています。
「PCRT で治療する」という気持ちでオーナーと向き合うより、「症状を改善するためにPCRT で問題箇所を見つける」という気持ちの方が、オーナーとの信頼関係が得られる気がします。
オーナーから見ると、PCRT は「目には見えない(一般検査では分からない)悪い場所を見つける検査」と捉えているようです。

 

◆今回紹介する症例も、PCRT 検査法を利用したものです。

【症例】

患者

 ミニチュアダックスフンド 避妊メス 10 歳 体重6.4kg

:主訴椎間板ヘルニアで手術したが起立歩行不可。
:既往症てんかん。
:その他よく吠える。
【検査】リハビリを始める前に、フィンガーテストでエネルギーブロックを調べる。
この時オーナーには「どこか悪いところがないか診てみますね」と伝える。
フィンガーテストで、手術部位左側に陽性反応。
下肢長検査では左側下肢が短い。
オーナーには「手術した部位の左側の流れが悪いようです。」と伝える。
流れが悪くなっていることを確認してもらうために、エネルギーブロックのない部位に手を当てて、もう一方の腕で筋力検査→力が入る。
次に、手術部位左側にオーナーの手を当ててもらい筋力検査。→力が抜ける。
場所的に膀胱経の位置なので、オーナーの筋力検査で確認。やはり膀胱経。
よく吠える →オーナーで筋力検査 →感情(喜び)人を見ると嬉しくって吠えてしまう。
【治療】犬の膀胱経の井合穴圧迫刺激・振動刺激後、下肢長検査→両後肢揃う、筋力検査→力が入る
オーナーは、毎日犬にビワ温灸をしているので、エネルギーブロックの位置を指して
「膀胱経の流れが悪くなっているようなので、温灸するならここにも行ってください。」
と伝える。
「吠えなくても嬉しいことがわかるよ。」と話しかけてみたら?と提案。
その後、立つ練習、歩く練習などの機能訓練を開始。
【考察】PCRT の検査法を利用することでオーナーさんからは、「気が付かなかった悪い部分が分かって良い」と言われます。
また、エネルギーブロックの部位や関連する経絡に治療(温灸など)をするので、余計な治療をすることもなく、時間効率も治癒率もいいように感じます。
オーナーとペットとの関係は「鏡の関係」とも言われます。
PCRT が何か知らないオーナーでも、エネルギーブロックの場所や関連する経絡、感情などを指摘すると、自然とそれを意識するようになります。
それが、鏡の関係にあるペットにも同期されます。
このことも、ペットの症状改善につながると思います。

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