脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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過換気症候群

報告者 : 菊地 光雄B.C.Scカイロプラクティック・コンディショニング・ルームK)        2015.12.16

【はじめに

脊柱管狭窄症の術後の1ヶ月後に社会復帰したが、通勤途中に腰痛と右臀部から右肩部への痛みとシビレ感を再発し、その後原因不明の不安症による過換気症候群の諸症状が発症する。2件の心療内科で不安症、過換気症候群と診断され薬物療法で加療するも改善がみられず、PCRTでプロトコルチャートに沿って進めることで早期改善に向かっている一症例を報告する。また、PCRT治療経過中の患者と施術者のベストな関係によるEBと分野の統計から本症例の脳の誤作動領域は大脳辺縁系及び大脳皮質系が関わっていることがわかった。

【過換気症候群と過呼吸症候群の違い】

精神的な不安によって過呼吸になり、その結果、手足や唇の痺れや動悸、目眩等の症状が引き起こされる心身症の一つである。このとき血液がアルカリ性に傾き、呼吸性アルカローシスとなっている。


過呼吸症候群との違いは原因が「精神的な不安」にある
過呼吸症候群は呼吸を多く必要とする運動の後に起こる

引用:ウキペディア

 

*過換気症候群の発症は「精神的な不安」によって引き起こされるといわれている

患者情報

【患者

66歳 男 IT関連雑誌編集長 休職中

【主訴】・不安症、過換気症候群
・脊柱管狭窄症手術後の腰痛と下肢痛、シビレ感
・頚部痛と可動域制限
【既往歴】・肺結核(31歳)
・尿路結石
・脊柱管狭窄症
・不安症
【症状】

一日に3~4回発作が起きる AM3時頃と朝の起床時、日中(不定期)
・不眠
・突然襲ってくる胸の痛苦しさ、呼吸ができない、冷や汗、冷静さを失う
・このまま死んでしまう恐怖感

【治療歴】・2014年7月6日:脊柱管狭窄症手術
・同年8月7日:腰痛、下肢痛、シビレ再発
・整体で加療し身体の諸症状軽減
・上部頚椎治療カイロ
・8月後半:過換気症候群発症
・2件の心療内科で薬物加療するも改善の兆しなし

 

【CCRK治療】

初検日:2015/8/28 
ハード面:アクティベータ ソフト面:PCRT
2015/8/28~12/10  計42回(継続中)

【治療経過】

治療3回後で発作回数軽減
治療4回中に発作が起きる (特記:エピソードイメージ中に発作が起きる)
治療5回後で発作なし
8回目前日に奥さんと喧嘩して発作が起きる(特記:感情的になり発作が起きる)
治療10回後から現在まで発作なし

【EB特定】

患者と施術者のベストな関係で、プロトコルチャートに沿って進めていくと、反射系のEB及び調整は2.3回でほとんどが大脳辺縁系と大脳皮質系のEBと調整である

【分野からみるEB】

分野からEBをみると仕事、家族、家制度は大脳辺縁系の感情、信念、価値観である。
特徴的なのは大脳皮質系の意味記憶、エピソード記憶は医療からの誤作動記憶がみられる。

【まとめ

初めてPCRTを受ける患者であるが、自身から心身の治療を望んでいたので、最初の説明で、短期的な期待せず薄皮を剥ぐように回数を重ねて治療を受けて改善を試みる提案をすることで理解を得ることができたのPCRT導入がスムーズであった。

治療回数を追うごとに分野とEBの関係性と、本人も納得できる脳の構図が見えてきたので毎回気付きのある治療ができ功を奏した。
筆者が興味を持ったのは、医療分野と大脳皮質系の意味記憶、エピソード記憶である。症状により心が動揺しているときに受ける医師の説明や画像検査の情報は意味記憶、エピソード記憶として強固に記憶されるものと思われる。その結果脳の誤作動記憶として学習されると推測できる。
PCRTではプロトコルチャートに沿って進めることが基本だが、術者のマインド設定で進め方が多様であるが、患者が納得(腑に落ちる)できるような進め方が早期改善になると思われる。

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