報告者:渡辺賢治(理学療法士)
報告日:2009年10月22日
〔患者〕40歳男性 報告者本人
〔経過〕
通勤途中バイクで峠道の下りの急なS字カーブで、前輪がスリップして転倒。
左膝と胸部を打撲。
膝は完全伸展にて痛み増強。伸ばすと抜けそうな感覚が生じる。
胸部は打撲と擦過傷のみでたいした事はない。
この日の午前にアクティベーター器にて膝の自己治療を行った。
痛みは残るがこれ以上の膝の治療は必要なしとの反応が見られたので、それ以上治療せず様子を見た。
午後になっても痛みはあったので再度検査してみたが、やはり治療の必要なしとの反応だった。
結局その日午前に一度自己治療をしたのみだった。
翌日になり自分でも驚いたが、完全に膝の状態は回復していた。
しかし背部の痛みが新たに起こっていた。
通勤の車の運転中、背部痛に関連している感情の問題を探った。
身体感覚としてバイクから放り出され、胸から突っ込んだ感覚が関連していた。
それを昔プロレスごっこで良くした、フライングボディアタックに切り替え開放した。
次に前輪がズルっと滑る感覚に反応した。これをアイススケートでスーっと気持ちよく滑る感覚に切り替え開放した。
三つめは後から来たおじさんに見られてカッコ悪いなという感情があった。というのも私が抜いてきたおじさんだったのだ。
カッコ悪いという感情から、助けてくれてありがたいという感情に切り替えて開放した。肺に空気がたっぷり入る感覚を得られた。
それ以上反応は無かったので、これで自己治療は終わりにした。午後には完全に背部の痛みは消えていた。
〔考察〕
事故自体はたいしたことなくても、事故というのは身体のダメージ以上に精神的なショックが大きい。しばし呆然としてしまうものである。
落ち着いたかに思えても、頭の中の警告アラームは鳴りっぱなしで、それを止めなければならない。
PCRTは自己治療の報告はないが、今回の経験で自己治療も有効と考える。
