しゃがめない膝の痛み

 
症例テーマ:
●しゃがめない膝の痛み
 
報告者情報:
氏名:宮城 清夏
●臨床歴(開業歴):1年
PCRT歴:2年
●施術院名:整心整体サロンSOU
報告期日:2023年9月10日
 
はじめに:
問診票で該当する症状が10個あり、複数の服薬をしている患者さん。症状が良くなった方からの紹介でしたので、患者様は前向きな期待がありました。3回の施術で大きな改善が見られ、現在は他の症状で施術継続中だが膝の症状は完治とさせていただきましたので報告します。
 
症例要約:
●完治
●治療期間:2023年6月24日~2023年7月29日
●通院回数:4回
●一回の治療時間:90〜60分
●治療経過の良し悪し:痛みもとれてしゃがめるまで改善し、経過良好
 
患者の愁訴:
2年くらい前から膝が痛くてしゃがむことができない。
仕事が介護職で支障が出ているので改善したい。
 
患者の情報:
・年齢:41歳
・性別:女性
・職業:介護士
・家族構成:長女13歳、長男10歳のシングルマザー
・発症時期:2年前
 
発症からの経緯:
2年程前に太ったことがきっかけで、膝の痛みを感じるようになる。しゃがむと更に痛くなるのでしゃがむことができない。辛い時は痛み止めを服用。
 
治療毎のスケール表
 

  初回
(9回目)
2回目 3回目    
症状の程度 9 7 3    
予期不安 8 5 3    
CGI-I(初回と比較した改善の程度)   3 2    
CGI-S(初回の症状の程度) 5  ←初回時のみ入力

 

 
初回〜通院施術回数の記録
 
初診年月日:2023年6月24日
 
数値化:
 

症状の程度 9/10
予期不安 8/10
CGI-I(初回と比較した改善の程度)  
CGI-S(初回の症状の程度) 5/7

 
●一般的検査(現代医療の検査法)
 NRS検査
 
  患者主観 PRT 
  調整前 調整後  調整前  調整後
現在の症状 10 2  9  2

 
●PCRT目安検査
 
  調整前 調整後 
基本バランス    
膝蓋骨    

 
●EB検査
 
  調整前 調整後 
膝蓋骨    

 
調整法:
ハード面調整法:
● 振動調整法+BM(脳空穴)
 
ソフト面調整法:
● PCRT認知調整法(辺縁系)
 
情報系EB 反応言語 内容 調整後
膝蓋骨 同上心 母として
娘が父のことを嫌がっているが、我慢して定期的に会っていること
陰性化
同上
自尊心 仕事関係
上司からの態度
陰性化

 

 
2回目:出張訪問:2023年7月15日
 
患者の愁訴:
前回、仕事の帰り道に上司のことを考えたら膝が痛くなった。だいぶ痛みは軽減してきたがまだ痛くなる。
 
数値化:
 

症状の程度 7/10
予期不安 5/10
CGI-I(初回と比較した改善の程度) 5/7
CGI-S(初回の下痢症状の程度) 5/7

 
●一般的検査(現代医療の検査法)
 NRS検査
 
  患者主観 PRT 
  調整前 調整後  調整前  調整後
現在の症状 7 1  7  1

 
●PCRT目安検査
 
  調整前 調整後 
基本バランス    
膝蓋骨    

 
●EB検査
 
  調整前 調整後 
膝蓋骨    

 
調整法:
ハード面調整法:
● 振動調整法+BM(脳空穴)
 
ソフト面調整法:
● PCRT認知調整法(辺縁系)
 
情報系EB 反応言語 内容 調整後
膝蓋骨 猜疑心 仕事関係
上司の人間性を疑う。他社員と自分に対する態度が明らかに違う。
陰性化
同上
執着心 仕事関係
辞めたい気持ちもあるけど辞められない。
陰性化

 

 
3回目:出張訪問:2023年7月29日
 
患者の愁訴:
前回より痛くない日があり、すごく良くなった。痛み止めの服用もしなくていいくらいに改善。膝を曲げるのは、何年もしゃがまない生活をしていたのでまだなんとなく怖い。
 
数値化:
 

症状の程度 3/10
予期不安 2/10
CGI-I(初回と比較した改善の程度) 2/7
CGI-S(初回の下痢症状の程度) 5/7

 
●一般的検査(現代医療の検査法)
 NRS検査
 
  患者主観 PRT 
  調整前 調整後  調整前  調整後
現在の症状 4 1  4  1

 
●PCRT目安検査
 
  調整前 調整後 
基本バランス    
膝蓋骨    

 
●EB検査
 
情報系&エネルギー系EB検査部位  調整前 調整後 
膝蓋靭帯+オーラ    

 
調整法:
ハード面調整法:
● 振動調整法+BM(脳空穴)
 
ソフト面調整法:
● PCRT認知調整法(辺縁系)
 
情報系&エネルギー系EB 反応言語 内容 調整後
膝蓋靭帯+オーラ 復讐心 仕事関係
上司に対して納得いかない自分がいる
陰性化
同上
忠誠心 母として
不登校の子供に対して、学校に行かせなければならない
陰性化

 

 
考察:
4回目の施術時には膝の痛みがなくなり、しゃがめるように毎日しゃがむ動きを取り入れてくださり、来院早々「診てください、しゃがめるようになったんですよー!」と大変喜ばれていました。
この時から他の症状を診てほしいとのことで、膝のEBはなかったので完治とさせていただきました。
患者様は、主に職場の上司との関係性に反応しておりましたが、症状改善と共に、心の変化がありました。4回目に来院していただいた時には、「上司に対してはっきり言うことができるようになり、何か言われても捉え方も変わり、上司の態度も変わってきました。」とおっしゃっておりました。
また、複数の症状を抱えており、常に何かしらの不調に悩んでいたようですが、症状改善と同時に自身の治癒力も信じられるようになったようで、他の症状も軽減しているものもあるようで、自ら薬も手放していっているとのことでした。
初回の帰りに「思い出したら痛くなりました」と言われ、どうなることやらと思いましたが、毎回試行錯誤しながら治療内容も理解できるように説明し、患者様に寄り添い信頼関係を築くこともできたと思います。
知ることは学ぶことではなく、学ぶための入口にたったにすぎないことを思い知りました。
トライ&エラーを繰り返しながら少しずつ習得していけるように、日々丁寧に臨床に励んでいきたいと思います。
そして、PCRTの魅力と素晴らしさをもっともっと広め、貢献していきたいです。