脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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内頚動脈閉塞性疾患による高血圧の疑い

報告者 : 朝倉穂高 B.App.Sc(chiro),BCAMP.ハーモニーカイロプラクティックオフィス) 

【患者】YKさん 50歳代 男性 会社員(銀行勤務)
【主訴】

約18年前より続く本態性高血圧に対して、最近、歳のこともあり心配なため来院。

【病歴】約18年前から続く、本態性高血圧がある。しかし、特に薬で抑えるということはなく、日常生活でも全く問題はないという。生活も非常に気を遣っており、食生活や栄養バランスを考え、ジョギングなどの運動も行っていると言う。
年に一度の人間ドックも行っているが、特に問題となるようなことはなにもないという。
実はただの高血圧ではなく、特徴的な症状があり、頭部の位置により血圧の変動が生じると言う。
通常のニュートラルの体位と頚部屈曲位で血圧があがるらしい。そして、頚部を伸展位にすると血圧はほぼ正常であるとのこと。そのため、普段から意識して、やや伸展位で生活していることが多い。
家族歴に、母親と兄が同じ既往歴をもっており、2人とも内頚動脈閉塞で手術をしているという。頚部の手術でかなり大掛かりのもので、術後の回復も大変だったようで、自分も同じ手術を受けなければならないと思うと恐ろしく、できれば手術を避けたくて、藁をも掴む思いで来院したのも事実らしい。
病院では、いつも意図的に、伸展位で血圧測定をするため正常と判断されているとのこと。
日常生活では特に問題ないものの、やはり最近は年齢が気になり、スケジュールがタイトになると肩こりや疲れがでるが、基本的にこの肩こりや疲れも忙しくなければまったく問題はないという。
しかし、血圧や体調のことを気にして、スケジュールを削らなければならないという生活が辛いと言う。
【所見・検査】身長 175cm 体重 67Kg
姿勢 やや左肩さがり 頚部前傾
ROM(腰部・頚部含む)問題なし
血圧 (座位にて)
ニュートラル 210/110 mmHg
屈曲 200/110 mmHg 
伸展 145/80 mmHg
伸展・左側屈・右回旋 180/110 mmHg
伸展・右側屈・左回旋 140/100mmHg
触診 右上部僧帽筋 軽度緊張
【治療経過と考察】

初回時は、アクティベータメソッドカイロプラクティックテクニック(以下:AMCT)のBasic治療のみで済ませ、まずは病院(母・兄の主治医)にいき、相談検査をするように勧める。
この時、治療後に再度血圧測定をして、ニュートラルの状態で150/90mmHg、伸展位120/80といずれも治療前と比較すると血圧は下がっていたが、ニュートラルの状態では依然、高血圧状態であった。(治療後の屈曲位はとっていない)自覚症状としては、首肩が楽になったといっている。その後は、しばらくあいてしまったが、3週間後に再来院された。
初回時の治療後は一時的に血圧がさがったものの、その後はとくに変化なしとのこと。スケジュールがタイトにならなければ、肩もこらず、至って健康的である。病院へはこの時点では行っていなかった。
2回目の治療では、AMCT(Basic & Advance )による全身評価・治療のあと、心身条件反射療法(以下:PCRT)を行った。頚部屈曲位における高血圧状態のイメージから入り、感情を分析した結果、エネルギーブッロク(以下:EB)は肝経で、うなずきの動作における感情が絡んでいた。次に、対人関係のストレスで3人の人物が特定された。それぞれの人に対していくつかの感情とそれを引き起こしたと思われる原因が絡んでいた。
この時点で、頚部屈曲位における高血圧状態のイメージで反応が陰性になったので、再度血圧測定をすると次のような結果が得られた。

血圧

<頭位置>     <治療前>     <治療後>
ニュートラル 140/100     120/80
屈曲     180/120 160/100
伸展     130/90     120/80

屈曲位では治療後もまだ血圧は高いが、治療後に明らかに血圧が下がり、より正常値に近づいていることがわかる。その後の経過であるが、残念ながらこの患者さんは2回の治療で来なくなってしまったが、後日、会社の同僚を紹介していただき、その方を通じて、その後血圧が正常に戻ったとの報告を受けている。しかし、しっかりと確認したうえで異常がないことが確かめられていないのが残念である。

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