What's New
【2010.8.26】新しい症例報告が届きました
「安静時の心拍が下がらない」 西埜義則先生
【2010.7.8】“心と脳と身体の関係学その6”を追加
【2010.6.11】“アンバランスパターンの特長” “症状改善のメカニズム” ページを追加
【2010.6.3】 “施術の流れ”のページを追加しました
【2010.5.17】<症例報告> 慢性頭痛 西埜義則先生
心身条件反射療法(ニューロパターンセラピー)の 絵本と動画
*“ニューロパターンセラピーガイドブック”
*“からだとこころのバランスケア”
*動画☆心身条件反射療法の説明はこちらからご覧ください。
現代医学が始まって以来、肉体の治療は内科医や外科医に任せ、心の治療は精神科医と心理学者に任せる、あるいは専念させるという慣習があります。多くの病気の本質的な原因を追及するにあたって、この両者の分離的医療は深刻な障壁になっています。その分離の影響で、医学研究者達は病気の原因を肉体内だけのメカニズムや構造異常に追い求め、病根をそこに結び付ける傾向があります。
多くの医学的研究手法が、外界との関係性を遮断した試験管内で行うような閉鎖的研究手法であるため、偏った原因追求になりがちです。そこには、外界からのストレスやメンタル的な情動面の関係性による開放的研究が求められております。
生物医学の研究論文では、肉体内のメカニズムを遺伝子レベルの詳細にわたって、神経生理学的に論議を尽くした医学論文がたくさんあります。多くの医師や治療者はそこに目を向けて、身体的側面と心理学的側面との関係性を論議した論文はほとんど注目されません。最先端の癌の研究もその典型例です。情動と癌の関連性は十九世紀後半からよく知られ、心理学的文献にはそれを立証したものがたくさん存在します。しかし、その成果に注目する医師はきわめて少なく、医科学もそれらの研究と心理学的データを統合するにいたっていないようです。
フリッチョフ・カプラ著 新ターニングポイント(P74)によると、『デカルト時代からの300年を経たいまもなお、医学は、ジョージエンジェルの言葉を借りれば「身体は機械であり、病気はそ機械が故障した結果であり、医者の職務は壊れた機械の修繕であるという考え方」いわゆる生物医学モデルに立脚しているのである。』と述べられています。
医学者や科学者はデカルト的心身二元論の延長線で、ひたすら身体的側面にのみに関心を集中させてきました。現実に、医学校では「健康とは何か?」、あるいは「人がなぜ治り、なぜ治らないのか?」という本質的な問題の議論はされず、心理的側面と身体的側面が分離されて論議されます。そして、病気がその両面の「関係性」によって生じ、その調和によって病気が治るという統合的な論議は問題外になります。
フリッチョフ・カプラは、著書の新ターニングポイント(P86)の中で『特殊病院論は、急性感染症、栄養障害などの特殊なケースでは成功を収めてきたが、圧倒的多数の病気は、病気の明確な実体説や単一原因説という還元主義的思考では理解不可能なのだ。生物医学的アプローチが犯した最大の誤りは、病気の過程と病気の原因の混同にある。現代医学思想では、真の病根ではなく、メカニズム自体が病気の原因だと考えられてしまう。病根とはふつう、連合的に作用して病変となってあらわれる、いくつかの発生要因の中に見出される。おまけに、そのあらわれ方によって著しく異なる。なぜなら、病根とは、ストレスに満ちた状況に対する個人の情緒的反応、および、その状況をもたらす社会環境に根ざすものだからである。』と述べています。
臨床の現場では、原因や治療手段を身体的側面や原因物質を還元論的、機械論的に追求するあまり、本質的な原因が隠されて、原因治療となりうる統合的、有機論的な治療がなされずに困っている患者さんがたくさいます。このサイトを通じて、多くの治療者や研究者が本質的な病気の原因となりうる身体的側面と心理的側面の関係性に興味を注がれることを願います。そして、身体的療法と心理的療法を統合させた健康管理、心身相関を主体にした統合的な理論を基にした治療成果を発表し、さらには医学研究者や科学者と協力して科学的な研究論文を世界に発表し、人類の健康と幸福に寄与できることを願います。
