脳の誤作動記憶を調節する心身医療 心と脳と身体との関係性 -心身条件反射療法協会のサイトー

  脳に学習された誤作動記憶を調整する心身相関統合療法

 心身条件反射療法
(ニューロパターンセラピー)

Psychosomatic Conditioned Reflex Therapy

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症状改善のための次のゴール設定 ~患者に寄り添ってゴールを目指す~

報告者 : 菊地光雄B.C.Scカイロプラクティック・コンディショニング・ルームK 2016.1.23

【はじめに】脊柱管狭窄症術後の下肢痛の再発で過換気症候群を発症しPCRT施術で過換気症候群の症状改善が得られ、さらに次のゴールを「薬の服用をやめる」に設定し、ゴールを目指すため治療にコーチングを取り入れて治療を進めている
特に経験からくる医療に対する意味記憶、エピソード記憶が誤作動の学習して治癒力の制限を加えている意味記憶の背景を確認するためにコーチングを取り入れ、患者自ら気付きを得るように進めている症例報告です
【現在までの経過】この症例は前症例の経過症例になり、前回の症例と合わせて閲覧することにより患者情報、施術経過、施術内容が理解でき今回の症例報告が明確になります
参照 http://www.mindbody.jp/14507858435054

 

 

 

最初のゴールである日常的な動作の回復と趣味の釣り、実家への帰省をすることができるようになり、次のゴールを「職場復帰」に設定しました。

 

行動の自信がついたので職場復帰ゴールに目指して職場の上司に復帰願いをしましたが、代わりの人を入社させたので
「あなたは退職してください」と言われてショックを受けたが過呼吸の発作は再発しなかったが、このことが気になってムラムラ感が起きる。
この症状は次のゴール「薬をやめる」の途中経過上の症状であるがPRT検査が陽性を示したので調整する。


この時の大脳辺縁系のEBが「感情=怒り⇒期待」この期待感の背景をみるために質問をする

Q:何を期待していました?
A:社長は友人だから「いつでも職場復帰していいよ」と言ってくれると思った。


Q:職場において社長と自身の立場はどんな関係ですか?
A:・・・・・・公私混同していました。会社にいても友人的な感覚で接していたと思います。職場復帰のはいつでも叶えられると思っていた自分がいました。


再検査:期待陽性⇒怒り陰性⇒職場復帰陰性

次のゴールは「薬をやめる」設定して施術を進めていく
薬をやめたい⇒陽性反応を示すので意識ではやめたいのだが、やめることに制限を加えているEBがあるので質問をする。

Q:薬をどうして辞めたいのですか?
A:副作用が怖いから。薬をやめないと本当に治ったとは言わない。


副作用が怖い⇒陰性 薬をやめないと本当に治ったとは言わない⇒陽性

「薬をやめないと本当に治ったとは言わない」陽性反応を打ち消す3層構造は大脳皮質系で打ち消すことが確認できた。
治癒力を制限する信頼度の検査をする「治癒力の信頼度」陽性が確認される。理想8 PRT3
「治癒力を制限する3つの意味記憶」のチャートを使って検査をする⇒疾病利得陽性

 

Q:疾病利得で何か心当たりはありませんか?
A:・・・・
答えにくい顔つきになったので病気が治ると得るもの、失うものと治らないことで得るもの、失うものを考えてワードを上げてもらう⇒チャレンジ

 

グリッドのワードから得た気付きは「病気が治ったら甘えられなくなる」潜在的にもう一人の疾病利得の自分がいた

 

 

 

Q:甘えるとはどういうことですか?

A: 

  • 自分の思い通りにして欲しい
  • 他者が代わりにやってくれる
  • 期待できる
  • 言わなくてもわかっている:陽性

甘えの背景⇒信念⇒忠誠心陽性「家族は主人(家長)に従うべきだ」

 

 

 

成長の確認

  • 足腰(身体)の痛みがなくなった
  • 早朝(AM4:00)の薬を飲まなくなった
  • 会社復帰へのこだわりが減ってきた
  • 家事ができることで自己責任がでてきた
  • 奥さんが病気でも大丈夫
【まとめ】

一般医療を長期的に受けることによって医療依存度が高くなり、受動的な立場になることが多くなり、患者の依存度が術者のティーチング的な立場を過剰にさせ、位置関係が一方的になる傾向がある。

 

この関係は患者の習慣となり行動を変えることへの妨げになることもある。特に、心身相関的な症状は患者の感情がネガティブになり、問題志向(原因探し)に向かいやすいが、解決方向(どのようになりたい)に向けてともに寄り添って進めることが必要である


症状改善に向けて解決志向でゴール設定し、一つのゴール達成後に次のゴールを再設定し段階的に進めることも必要であると感じた。一気に最終ゴールを目指すことは道のりが長く感じ、経過間中の治療の満足度も低く感じ、治療の継続性も低くなるように思う。


短期的なゴールを設定し、達成することで患者も途中経過の成果を感じ治療の継続性も高まる。医療にコーチングを取り入れることで、施術者の一方的な医療提供にならず、患者と施術者のともに歩んで行く事ができる。コーチングの基本スキルの「聴く」「質問」「フィードバック」は患者の潜在的な背景を引き出し、患者自ら気付きを得ることができ成長に繋がる。