「脳の誤作動」と「心の構造」に注目

PCRTの治療で最大限の自然治癒力を引き出すためには、「脳の誤作動」と「心の構造」の理解はとても大切です。
「脳の誤作動」と聞いて、どのようなイメージがわいてくるでしょうか?
大きく分けると「脳≠心」、あるいは「脳=心」というように、脳と心を切り離して考えるか、同一の概念としてとらえるかに分かれるかもしれません。PCRTでは「脳=心」と考えており、特に「無意識の心」無意識レベルの脳の働きや誤作動」に注目します。
 
心理学的にいうと人の心は大きく「意識」と「無意識」に分けることができます。PCRTの効果を最大限に引き出すために、この二つの心をある程度理解していただく必要があります。「意識」の心とは、普段私たちが意識している心のことで、理性的に考える心です。一方、「無意識」の心は、感性的な心で、理屈では表せない心であり、本能的な心でもあります。実は私たちの活動のほとんどがこの無意識によって支配されています。
 

 

慢性的な症状や病気の原因を創るのも、この無意識が関係しています。脳の誤作動を生じさせる原因は様々です。原因の捉え方も様々ですが、大きな原因の一つには、「意識」と「無意識」がかけ離れ過ぎて、ギャップが大きくなり過ぎてしまう場合です。

 

 
脳の誤作動に関係する心の感情の多くが、普段意識できるような顕在感情ではなく、普段意識していない潜在感情の場合が多く、その背後には大切にしている信念や価値観が関係していることが多いようです。
 

 

PCRTで治療効果を引き出すために、患者さんにこのような心の構造や意識と無意識の関係性をある程度理解していただくことが必要です。そして、「無意識で考えている○○のようなもう一人の自分がいるような気がする」から「確かに○○の自分がいる」という認識ができるように施術に関わっていただけると治療効果がどんどん上がってきます。
逆にいうと、このような心の構造やもう一人の自分(無意識)の存在を否定する患者さんにはこのような治療はおすすめではありません。
人には本来、自然治癒力というすごい力を持ち備えています。その力を発揮させるには心身統一、すなわち意識と無意識と統一が必要です。もう一人の自分の存在を知ることで、健康が維持されるだけでなく、心と身体が安定し、様々なパフォーマンスが高まってきます。
まずはPCRTの施術を体験し「脳の誤作動」と「心の構造」の関係性を理解していただければ幸いです。