慢性頚肩部痛、慢性腰痛
症例テーマ:
●慢性頚肩部痛、慢性腰痛
報告者情報:
●氏名:辻 浩也
●施術歴:2年
●PCRT歴:1年
●施術院名:総合治療院パーククリニカルオフィス
●初診年月日:2023年2月23日
●報告期日・2023年3月23日
症例要約:
結果判断: 完治 or 未完治 |
未完治 施術継続中 |
治療期間: | 2023年2月23日〜2023年3月19日 |
通院回数: | 5回 |
一回の治療期間 | 初回90分、二回目以降60分以内 |
治療経過の良し悪し: | 5回の施術で改善し経過良好 |
治療回数毎のスケール表
初回 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | |
症状の程度 | 5 | 3 | 3 | 2 | 1 |
予期不安 | 5 | 4 | 4 | 3 | 2 |
CGI-I(初回と比較した改善の程度) | 3 | 3 | 2 | 1 | |
CGI-S(初回の症状の程度) | 3 | ←初回時のみ入力 |
はじめに:
中学生の頃より交流のある友人の患者さん。5年前から両肩痛(特に左肩)首痛、腰痛に悩まされている。
当症例報告の為、患者さんを探していたところ、現在の症状に悩まされているとの相談を受けて治療スタート。まだ施術継続中だが経過を報告させて頂く。
患者の愁訴:
両肩痛、頚部痛、腰痛
患者情報:
29歳、男性
家族構成:妻 長女(7ヶ月)
5年前に就職し、会社員。デスクワークと肉体労働が半々。
2年前に結婚し、7ヶ月前に父となる。
妻は元保育士。
発症からの経緯:
5年前の就職後より、慢性的な首肩の痛みと張り、腰痛で悩んでいる。
首肩の症状は常にあり、主に仕事中に集中が切れた際や子供を抱っこした際に感じる。最近はコートの重さでも肩の倦怠感を感じる。
腰痛は常にはないが、長時間のデスクワークや、重たい荷物を持ち上げた際に痛みや違和感がある。
仕事と育児で体のケアはできていないとのこと。
初回〜通院施術後のコメント記録のまとめ
・1回目施術後、二日後に頚部左回旋時の左肩痛が再発。右肩の症状はなくなった。前回の治療後から仕事は連休の為、腰の痛みは感じていない。
・2回目施術後、腰の痛みは仕事で長時間座っていると痛む。頚部左回旋時の左肩の痛みが再発している。
・3回目施術後、腰や頚部の痛みはほぼ無くなったが、頚部左回旋時の痛みが再発しており、仕事中に肩が気になることがある。
・4回目施術後、仕事中もプライベートの時間も症状は無く調子がいい。
・5回目施術後、2週間後にプライベートであった際、症状の再発は無く調子が良いとのこと。
ポイントとなった4回目施術記録:R5,3月12日
患者コメント(愁訴):左を向くと左肩部が痛み、仕事中に肩が気になることがある。腰や頚部の痛みはほぼ無い。
●慢性頚肩部痛、慢性腰痛症状の数値化:
症状の程度 | 2/10 |
予期不安 | 3/10 |
CGI-I(初回と比較した改善の程度) | 2/7 |
CGI-S(初回の症状の程度) | 3/7 |
●PCRT目安検査
陽性 | 陰性 | |
基本バランス:右下肢軸(筋肉系)骨盤右回旋 頚部左回旋 | ○ | |
右股関節屈曲時の痛みイメージ | ○ |
●EB検査
身体系&情報系EB検査部位と刺激・動作 | 陽性 | 陰性 |
第9胸椎骨系+味覚(ジャスミンティーのカフェイン) | ○ | |
腸骨大腿靭帯+嗅覚(PMの排気ガス) | ○ |
ハード面調整法:
● AMベイシック
ソフト面調整法
● PCRT認知調整法
情報系EB 身体系EB | 反応言語 | 内容 | 調整後 |
第9胸椎+ジャスミンティー(カフェイン) | 同情心 | 5人の子供を育てた父親に対してのポジティブな意味での共感が信念に。 | 陰性化 |
腸骨大腿靭帯+嗅覚:PM(排気ガス) |
連帯感 | 近々結婚を控えている長女との、親に対しての連帯感 |
陰性化 |
● 目安検査の再評価結果:
陽性 | 陰性 | |
基本バランス:右下肢軸(筋肉系)骨盤右回旋 頚部左回旋 | ○ | |
右股関節屈曲時の痛みイメージ | ○ |
特記すべきコメント:いつもより頚肩部の軽さがあり喜びの声を頂いた。
考察:
現在も施術中ではあるが、現時点での症例を報告させて頂く。
ポイントは4回目の施術での、身体系EBの第9胸椎と情報系EBのジャスミンティーのカフェインの組み合わせと父へのポジティブな共感という意味の同情心というキーワードの認知。
それまで治療直後は症状が改善するも、数日で状態が戻ってしまっていた。
その原因として、職場のドリンクバーで毎日多量に飲んでいたジャスミンティーのカフェインがトリガーとなり、同情心というキーワードとの関係性が、たまたま誤作動信号を頻繁に出してしまっていたことが考えられる。
ジャスミンティーが関与しているとお伝えしたところ、職場では水を飲むように習慣を変えていただくなど、積極的に治療へ参加していただけたことも改善をスムーズにしたと思われる。